昔から自分はどこかおかしいって思ってましたよ。
我は努力すれば常識的な考えを理解できるけど、一般的な人には我の考えは理解できないんだなって。本当に改めて実感しましたよ。
…
母には、今まで色んな言葉を投げかけてきました。
子供の頃から母親に懐いてましたし、生来のおしゃべりも合わさって学校であったことは全部、それこそ全部話し尽くす子でした。
それは中学校に上がっても、高校に上がっても変わりませんでした。
話す時間は減ったけれど、話し足りない時は風呂場でドア越しに話したりもしてました。
…話すという行動でもって、母に少しでも自分の事を知ってもらいたかった。
何を考えたのか、どう感じたのか、言わないことはあっても、そういったことで嘘を吐くことは無かったと思う。
でも、何時からか気が付いていた。
母には、自分が語った気持ちが理解出来ていない事に。
そこまで考え無かったとか、考えられないほど疲れてたり、忙しかったりした訳じゃない。
根本的に、我が何故そういう感情を抱くのか理解できなかったようだ。
我だって、今なら分かる。
人間は、どうやったってお互いの気持ちを、考えを完全に理解することなんて出来ない。例え出来たとしても、それを確かめる手段は存在しない。
それでも、有体に言ってしまえば母なら、血の繋がった親子なら何時か分かってくれるとどこかで信じていた。
…裏切られた気分だった。
いや、それよりも今までそんなことを信じていた自分に物凄く腹が立った。
今まで努力してきたことは無駄だったんだなと、悲しくなった。
もしかしたら、この後もっと長い時間を掛ければ理解できるのかもしれない。
可能性が無いとは言わない。まだそれを全否定するほど絶望しているわけでも、考えが狭いわけでもない。
でも、我はもうそこに期待しないことに決めた。
あの人は「そーゆーモノ」で、やっぱり我とは相容れないものだなってやっと分かった。
その一点に関してだけは、あんなに最悪だった話し合いの中でよかったと思える。
…それに、これでもう一つの計画もやっと進められる。
非常にゆっくりとだけど、我の望んだ世界に近づいてきている。
まだどっちに転ぶか分からないけど、転ぶ先の両方の計画が進むのはとても素晴らしい事だと思う。
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